照りつける日差しを逃れて、ひんやりとした天然のミストを思いっきり浴びたい!そんな夏の休日に頼りになるのが、茨城県の滝めぐりです。
茨城には、華厳滝・那智の滝と並ぶ「日本三名瀑」のひとつ、袋田の滝があります。高さ120m・幅73mの岩壁を四段に落ちる大瀑布で、観瀑トンネルを抜けた先の観瀑台から間近に見上げる迫力は圧巻!
さらに県内には、濡れずに滝の裏側へ入れる珍しい「くぐり滝」もあり、水のカーテンを内側から眺めることもできるんです。国の名勝が2つ、県の名勝が1つ揃っているのも茨城ならでは。真夏にこれ以上ひんやりできる別世界は、なかなかありません。
この記事では、そんな大自然のパワースポットとも言える茨城の滝から、アクセスしやすさを重視した8か所を厳選してご紹介します!見どころやアクセス情報に加えて、落差、駐車場からの徒歩時間、涼み方、水辺への近さがひと目でわかる早見表もご用意しました。まずは早見表をチェックして、行きたい滝を見つけてくださいね。

茨城の滝8選 早見表【エリア別】

涼み方から選ぶ

No.スポット名エリア落差駐車場から涼み方水辺への近さ
1袋田の滝大子・奥久慈高さ120m・幅73m
(四段)
観瀑トンネルを通って
徒歩すぐ(滞在40分〜1時間)
トンネルを抜けた観瀑台で大瀑布の水しぶきを浴びられる第1・第2観瀑台と吊り橋から(観瀑施設は有料)
2生瀬滝大子・奥久慈落差10〜15m袋田の滝から
徒歩約20分の上り(往復40分〜1時間)
階段を登り切った先、木々の間から静かに眺められる遊歩道の展望地点から(滝壺には近づけません)
3月待の滝大子・奥久慈高さ17m・幅12m駐車場から徒歩すぐ
(滞在20〜30分)
濡れずに滝の裏側へ入り、水のカーテンを内側から見上げられる滝の裏の通路まで(岩が濡れて滑りやすい)
4横川の下滝常陸太田・里美落差18m・幅7m
(二段)
国道沿いの階段を下りてすぐ
(滞在20〜30分)
見学スペースで谷から上がってくる涼しい空気を受けられる見学者用の階段と見学スペースから
5汐見滝高萩・花貫渓谷落差8m
(段瀑)
駐車場から吊り橋まで徒歩
(滞在30分〜1時間)
長さ60mの汐見滝吊り橋の上を谷風がまっすぐ抜ける吊り橋の上から見下ろす
6乙女滝高萩・花貫渓谷公式に記載なし駐車場からすぐ
(滞在20〜30分)
滝の目の前まで近づいて水しぶきを受けられる滝の目の前まで(足元に注意)
7不動滝高萩・花貫渓谷公式に記載なし駐車場からすぐ
(滞在20〜30分)
エメラルドグリーンの滝つぼを眺めて目から涼める滝つぼの近くまで(岩が濡れて滑りやすい)
8七ツ滝北茨城・花園渓谷高さ約60m
(一ノ滝〜七ノ滝の七段)
駐車場から徒歩30分+滝まで10分
(往復1時間30分〜)
杉木立の下を歩く時間そのものが涼しい参道の入口付近から(奥の院方面は険しい道)

※番号は紹介順の通し番号で、スポットの順位やおすすめ度を表すものではありません。
※「水辺への近さ」は地形上の距離感を示すもので、遊泳や水遊びの可否・安全を保証するものではありません。上流で降った雨のせいで急に増水することがあるため、水辺では必ず現地の掲示と各観光協会の最新情報をご確認ください。
※通行状況・営業時間・料金は2026年8月時点の情報です。

1. 袋田の滝(大子町)大迫力の水しぶき!高さ120m・幅73mの大瀑布と日本三名瀑の絶景

高さ120m・幅73mの圧倒的スケール!日本三名瀑「袋田の滝」

茨城県大子町(だいごまち)にある「袋田の滝」。高さ120m、幅73mという圧倒的な大きさを誇り、華厳滝・那智の滝と並ぶ「日本三名瀑」のひとつに数えられています。巨大な岩壁を四段にわたって水が落下することから、別名「四度(よど)の滝」とも呼ばれているんです。
あの平安時代の歌人・西行法師も「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したと伝えられています。大迫力の水しぶきを全身で感じる夏の滝を見ておくと、「次は秋の紅葉や冬の氷瀑も見に来たい!」と、別の季節にも必ず訪れたくなる……そんな魅力にあふれた絶景スポットです。

トンネルを抜けて観瀑台へ!設備充実で家族連れも安心

滝を間近で眺めるためのアプローチも、この滝のワクワクするポイント。ひんやりとした「袋田の滝トンネル」を歩いて抜けると、目の前に大迫力の滝が現れます!
トンネルの奥には滝を目の前で見上げる「第1観瀑台」があり、さらに平成20年(2008年)に新設された「第2観瀑台」では、3つのデッキから四段に流れる滝の全景をパノラマで見渡すことができるんです。近くには吊り橋へ抜けるルートもあり、色々な角度から絶景を楽しめますよ。

【お出かけ前のポイントと注意点】
周辺にはトイレが6か所あり、無料の車椅子貸出も行われているなどバリアフリー設備も整っているため、小さなお子さんやご年配の方がいる家族連れでも安心して過ごせます。

  • 入場について: トンネルや観瀑台への入場には、観瀑施設の利用料金が必要です(下表参照)。
  • 営業時間について: 季節によって営業時間が変わるため、出発前に「大子町観光協会」の公式サイトを必ずご確認ください。
住所茨城県久慈郡大子町袋田
アクセス(電車・バス)JR水郡線「袋田駅」からバスで滝本方面へ
アクセス(車)・駐車場常磐自動車道「那珂IC」または「日立南太田IC」から/周辺に町営・民間駐車場あり
所要時間の目安40分〜1時間(観瀑トンネル・第1観瀑台・第2観瀑台・吊り橋をめぐって)
開放時間・料金5月〜10月 8:00〜18:00/11月 8:00〜17:00/12月〜4月 9:00〜17:00。観瀑施設利用料 大人500円・子供300円(20名以上の団体は大人400円・子供200円)
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2. 生瀬滝(大子町)静寂に包まれた極上の涼空間!袋田の滝の上流に隠れる国名勝の「奥滝」

袋田の滝のすぐ上流!白糸のように流れ落ちるもうひとつの「国の名勝」

袋田の滝の上流にひっそりと佇む「生瀬滝(なませたき)」。実は、平成27年(2015年)に「袋田の滝・生瀬滝」として、袋田の滝とセットで国の名勝に指定されている美しい滝なんです。
落差は10〜15mほど。大迫力で水が押し寄せる袋田の滝とは対照的に、こちらでは幾重にも分かれた水がまるで白糸を垂らすように岩肌を伝い落ちる、繊細な光景が広がります。あの巨大な滝のすぐ上に、これほど趣の違う滝が隠れているなんて驚きですよね。

片道20分のプチ絶景ハイキング!小鳥のさえずりが響く静かな穴場

生瀬滝への道のりは、袋田の滝を仰ぎ見る吊り橋を渡り、「月居山(つきおれやま)ハイキングコース」を登ること約20分。
階段が続く上り坂なので少し汗をかきますが、たどり着いた先には小鳥のさえずりと優しい水音だけが響く、木々に囲まれた癒やしの空間が待っています。たくさんの人で賑わう袋田の滝とは違い、とても静かな時間が流れる穴場スポット。「袋田の滝まで来たのなら、あと20分だけ足を伸ばす価値がある!」とおすすめできる絶景です。

【お出かけ前のポイントと注意点】

  • 時間配分に注意: 生瀬滝へ向かうには、袋田の滝の観瀑施設(トンネル等)を通る必要があります。施設の営業時間内に往復できるよう、時間に余裕を持ったスケジュールを立ててください。
  • 服装・靴について: 道中は滑りやすい階段や山道が続くため、サンダルやヒールは危険です。必ずスニーカーなどの歩きやすく滑りにくい靴でお出かけくださいね。
住所茨城県久慈郡大子町小生瀬
アクセス(電車・バス)JR水郡線「袋田駅」からバスで袋田の滝へ、吊り橋を渡り月居山ハイキングコースを徒歩約20分
アクセス(車)・駐車場袋田の滝の駐車場を利用
所要時間の目安袋田の滝から往復40分〜1時間
開放時間・料金袋田の滝の観瀑施設を経由するため、同施設の営業時間・料金に準じる
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3. 月待の滝(大子町)水のカーテンを内側から見上げる!濡れずに裏へ入れる「くぐり滝」

水に濡れずに滝の裏側へ!天然のミストを全身で浴びる「くぐり滝」

茨城県大子町川山にある「月待の滝(つきまちのたき)」。高さ17m、幅12mの美しい滝で、別名「裏見の滝(うらみのたき)」や「くぐり滝」とも呼ばれています。その最大の魅力は、名前のとおり水に濡れることなく滝の裏側へ入れること!
轟音とともに落ちてくる水のカーテンを内側から見上げる体験は、真夏でも背筋がすっと涼しくなるほどの心地よさです。360度から滝の水音に包まれる不思議な感覚は、外から眺めるのとはまったく違う感動を味わえますよ。

水量で姿が変わる!?「夫婦滝」から「親子滝」への不思議な変化

この滝のもうひとつの面白いところが、水量によってその姿を変えるところ。普段は二筋の美しい流れから「夫婦滝(めおとだき)」と呼ばれていますが、雨上がりなどで水量が増えると、なんと間に子滝が現れて三筋の「親子滝(おやこだき)」に変身するんです!夏の雨のあとに訪れたら、運良く三筋の姿が見られるかもしれませんね。
ちなみに「月待の滝」というロマンチックな名前は、古くから二十三夜講(お月見の集まり)の場とされてきた歴史に由来すると伝えられています。沿道にはたくさんのもみじが植えられており、新緑や秋の紅葉など、季節を変えて何度でも足を運びたくなる名瀑です。

【お出かけ前のポイントと注意点】

  • 足元に注意: 滝の裏側へ入る通路は、水しぶきで岩が濡れており大変滑りやすくなっています。転倒を防ぐため、サンダルなどは避け、スニーカーなどの歩きやすく滑りにくい靴でお出かけください。
住所茨城県久慈郡大子町川山
アクセス(電車・バス)JR水郡線「下野宮駅」から車で
アクセス(車)・駐車場隣接する「もみじ苑」の駐車場を利用
所要時間の目安20〜30分(滝の裏をくぐって往復)
開放時間・料金見学自由・無料
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4. 横川の下滝(常陸太田市)大迫力の落差18m!国道沿いで気軽に涼めるダイナミックな2段滝

落差18mの大迫力!温泉上がりにふらっと立ち寄れる2段の滝

常陸太田市(ひたちおおたし)折橋町を流れる天竜川にかかる「横川の下滝(よこかわのしもたき)」。落差18m、幅は7mほどあり、たっぷりの水が2段に分かれてダイナミックに流れ落ちるのが特徴です。その水量の多さと迫力ある姿から、別名「湯平(ゆのひら)の大滝」とも呼ばれています。すぐ近くには秘湯として知られる「横川鉱泉」があるため、温泉上がりのリフレッシュに立ち寄るのにもぴったりのロケーションですね。

国道沿いでアクセス抜群!車を降りてすぐ涼める快適スポット

この滝の最大の魅力は、なんといっても国道461号沿いというアクセスの良さ!長く険しい山道を歩く必要がなく、車を降りて見学者用の階段を下りれば、すぐに大自然の滝と向き合うことができます。駐車スペースや滝周辺の見学スペースは、まるで公園のようにきれいに整備されているのもうれしいポイント。「暑くて長く歩くのはつらいな…」という日でも、ここなら谷から吹き上がる涼しい空気を気軽にたっぷりと味わえますよ。

【お出かけ前のポイントと注意点】

  • 入り口の見落としに注意: 滝への入り口には看板などがなく、少々わかりにくくなっています。国道461号の「折橋」交差点から高萩(たかはぎ)方面へ約2km進んだ右側に位置しているので、通り過ぎないようにゆっくり走行してください。
  • 地図の事前保存がおすすめ: 山間部でのドライブになるため、出発前にスマートフォンの地図アプリで場所を保存(オフラインダウンロード)しておくと、道に迷わず安心です。
住所茨城県常陸太田市折橋町
アクセス(電車・バス)JR水郡線「常陸太田駅」から車で
アクセス(車)・駐車場国道461号「折橋」交差点から高萩方面へ約2km、右側/駐車スペースあり
所要時間の目安20〜30分(階段を下って見学スペースまで往復)
開放時間・料金見学自由・無料
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5. 汐見滝(高萩市)緑のトンネルと谷風が心地よい!吊り橋から見下ろす花貫渓谷の代表格

花貫渓谷のシンボル!美しい渓流ハイキングで出会う落差8mの絶景

茨城県高萩市(たかはぎし)の自然豊かな花貫渓谷(はなぬきけいこく)にある「汐見滝(しおみたき)」。岩肌を階段状に流れ落ちる落差8mの段瀑(だんばく)で、花貫渓谷を代表する美しい景観として知られています。
花貫渓谷は、花貫ダムから名馬里ヶ淵(なまりがふち)、そして小滝沢キャンプ場にかけて見事な渓谷美が続く人気のエリア。「滝だけをピンポイントで見に行く」というよりは、渓谷の自然をのんびり歩く途中で出会える、ご褒美のような癒やしスポットなんです。

緑のトンネルを抜ける「汐見滝吊り橋」!涼やかな谷風に吹かれる特等席

この滝の最大の見どころは、なんといっても渓谷にかかる長さ約60mの「汐見滝吊り橋」からの眺めです!
吊り橋の上に立つと、頭上は生い茂る木々が覆いかぶさってまるで「緑のトンネル」のよう。足元からは、滝の心地よい水音が響き上がってきます。橋の上を爽やかな谷風がスーッと吹き抜けていくので、真夏でも思わず立ち止まって深呼吸したくなるほどの心地よさ。渓谷の深い緑とマイナスイオンに包まれる贅沢な時間を、ぜひ橋の中央でたっぷりと味わってみてくださいね。

【お出かけ前のポイントと注意点】

  • 駐車場について: 駐車場は通常「無料」で利用できますが、秋の「花貫渓谷紅葉まつり」の期間中のみ有料となります。秋にご訪問の際はご注意ください。
住所茨城県高萩市中戸川
アクセス(電車・バス)JR常磐線「高萩駅」からタクシーで約25分
アクセス(車)・駐車場常磐自動車道「高萩IC」から約20分/花貫駐車場 普通車110台・大能駐車場 普通車40台(通常無料。紅葉まつり期間中のみ有料)
所要時間の目安30分〜1時間(吊り橋を渡って渓谷を散策)
開放時間・料金見学自由・無料(紅葉まつり期間中は駐車料金あり)
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6. 乙女滝(高萩市)滝の目の前まで大接近!マイナスイオンたっぷりの絶景フォトスポット

水しぶきが届くほど大接近!迫力の絶景フォトスポット

茨城県高萩市の花貫渓谷にある「乙女滝(おとめたき)」。この滝の一番の魅力は、なんといっても滝の目の前、水しぶきが届く距離まで近づけることです!遠くから眺めるだけでなく、大自然のひんやりとしたミストを全身で浴びられる人気のフォトスポットとして親しまれています。
澄み切ったエメラルドグリーンの滝つぼと、周囲を包み込むような深い緑のコントラストがそのままカメラの画面に収まり、思わずシャッターを切りたくなるような美しい絶景が広がっていますよ。

車を降りてすぐ天然クーラーへ!隣の「不動滝」とセットで手軽に涼む

すぐ近くには無料の駐車場があり、車を降りて少し歩くだけで、あっという間に滝の涼しい空気に包まれます。長く歩く必要がないため、「暑い日に少しだけ涼みたい!」という気分のときにまさにぴったりの距離感なんです。見学は自由なので、自分のペースでふらっと立ち寄れるのも嬉しいですね。
また、すぐ近くには次にご紹介する「不動滝」もあるため、1回の訪問で2つの美しい滝をセットで回るのが断然おすすめですよ。

【お出かけ前のポイントと注意点】

  • 足元に十分ご注意を: 高萩市観光協会からも案内が出ている通り、滝付近の岩場は水しぶきで常に濡れており、大変滑りやすくなっています。近づいて見学・撮影をする際は、足元に気をつけて安全にお楽しみください。
  • 駐車場について: 駐車場は通常「無料」ですが、秋の「花貫渓谷紅葉まつり」の期間中のみ有料となります。
住所茨城県高萩市中戸川
アクセス(電車・バス)JR常磐線「高萩駅」からタクシーで約25分
アクセス(車)・駐車場常磐自動車道「高萩IC」から約20分/花貫駐車場・大能駐車場(通常無料。紅葉まつり期間中のみ有料)
所要時間の目安20〜30分
開放時間・料金見学自由・無料(紅葉まつり期間中は駐車料金あり)
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7. 不動滝(高萩市)神秘的なエメラルドグリーン!渓谷の奥で静かに澄み渡る絶景

神秘的なエメラルドグリーンの滝つぼ!「目から涼む」癒やし空間

花貫渓谷にあるもうひとつの名瀑「不動滝」。こちらの最大の見どころは、なんといってもエメラルドグリーンに澄み切った美しい滝つぼです。
滝の落差自体はそれほど大きくありませんが、木々の隙間から太陽の光が差し込むと、水面の色がいっそう鮮やかに輝き、息を呑むような美しさに!ただ見つめているだけで心が洗われるような絶景が広がっています。真夏の暑い日に、美しい景色で「目から涼しさを取り込む」なら、まさにここがベストスポットと言えるかもしれません。

乙女滝とセットで!花貫渓谷だけで3つの滝をめぐる贅沢さんぽ

先にご紹介した「乙女滝」からすぐの距離にあるため、2つの滝をセットで訪ねるのがとっても効率的でおすすめです。不動滝は渓谷の奥まった静かな場所に位置しており、周囲から聞こえてくるのは心地よい水の音だけ。大自然のマイナスイオンを独り占めしているような気分に浸れます。
「汐見滝吊り橋」から始まり、「乙女滝」、そしてこの「不動滝」と回れば、なんと花貫渓谷の散策だけで3つの滝をコンプリート!1つのエリアでこれほど多彩な滝めぐりができる場所は、茨城県内でもかなり貴重ですよ。

【お出かけ前のポイントと注意点】

  • 足元に十分ご注意を: 滝の近くは岩が水しぶきで濡れており、大変滑りやすくなっています。美しい景色に見とれて転倒しないよう、見学の際は足元に気をつけてお楽しみくださいね。
住所茨城県高萩市中戸川
アクセス(電車・バス)JR常磐線「高萩駅」からタクシーで約25分
アクセス(車)・駐車場常磐自動車道「高萩IC」から約20分/花貫駐車場・大能駐車場(通常無料。紅葉まつり期間中のみ有料)
所要時間の目安20〜30分
開放時間・料金見学自由・無料(紅葉まつり期間中は駐車料金あり)
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8.七ツ滝(北茨城市)歩いた先の特別な絶景!高さ約60mを七段で落ちる県指定の名勝

高さ約60mを七段で落ちる絶景!不思議な伝説が残る県指定の名勝

北茨城市の花園渓谷(はなぞのけいこく)にある「七ツ滝」。その名の通り、一ノ滝から七ノ滝まで七段にわたって、高さ約60mから水が落下するダイナミックな名瀑です。昭和27年(1952年)には茨城県の記念物(名勝)にも指定されています。
花園川の浸食によってできた美しい渓谷の中にあり、なんと岩をうがった滝壺には「アワビが生息している」という不思議な伝説まで伝わっているんです。渓谷沿いには「与四郎の滝」など趣の異なる滝も点在しているので、豊かな自然を満喫しながらの滝めぐりも楽しめますよ。

片道40分の秘境へ!歩いた人だけが味わえる格別の静けさと達成感

この滝は「花園花貫県立自然公園」の豊かな森の中にあります。ここで正直にお伝えすると、駐車場から入口まで徒歩30分、そこからさらに徒歩10分……と、滝にたどり着くまでに合計40分ほど歩きます。今回ご紹介する記事のなかで、いちばん時間がかかる滝です。
しかし、そのぶんたどり着いた先に人はほとんどおらず、大自然を独り占めできる格別の静けさが待っています。涼しい杉木立の下を歩き、いい汗をかいた先で七段の滝の水音に包まれる感動は、車から降りてすぐに見られる滝では絶対に味わえない特別なご褒美ですよ!

【お出かけ前のポイントと注意点】

  • 所要時間の目安: 駐車場からの移動を含め、往復で「1時間半」ほど見ておくと安心です。飲み物も忘れずに持参してくださいね。
  • 無理は禁物(装備について): 滝の姿を見るだけなら、参道の入口付近からで十分に楽しめます。その先の「奥の院」方面へ向かう道は非常に険しい山道になるため、登山の本格的な装備がない場合は無理をして進まないようにしてください。
住所茨城県北茨城市華川町花園591
アクセス(電車・バス)JR常磐線「磯原駅」からタクシーで約35分
アクセス(車)・駐車場常磐自動車道「北茨城IC」から約30〜45分/花園市営駐車場 60台
所要時間の目安1時間30分〜(駐車場から入口まで徒歩30分+滝まで徒歩10分の往復)
開放時間・料金見学自由・無料
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夏に茨城の滝をめぐるコツ|くぐり滝・吊り橋・木陰

涼み方で選ぶと失敗しません

いちばん体で涼しさを感じられるのは、大子町の月待の滝です。濡れずに滝の裏側へ入れるので、落ちてくる水を内側から見上げられます。目で涼みたいなら花貫渓谷の不動滝——エメラルドグリーンの滝つぼは見ているだけで体感温度が下がります。橋の上で風を受けたいなら汐見滝の吊り橋、大瀑布の水しぶきを浴びたいなら袋田の滝の観瀑台です。

歩く時間はかなり差があります

車を降りてすぐ涼めるのは、横川の下滝(国道沿い・階段のみ)と花貫渓谷の乙女滝・不動滝です。反対に七ツ滝は往復1時間半、生瀬滝は袋田の滝から往復40分〜1時間かかります。しっかり歩いて汗をかいてから涼みたいならこの2つ、体力を使いたくない日は前者を選ぶと満足度が変わりますよ。

出発前に確認しておきたいこと

袋田の滝は観瀑施設の営業時間が季節で変わり、入場料も必要です。生瀬滝はその施設を通って向かうので、往復の時間を施設の営業時間内に収める必要があります。横川の下滝は入口に看板がなく見落としやすいので、地図を保存しておくのがおすすめ。そして山の天気は変わりやすいものです。雨のあとは水量が増えて迫力が出る反面、岩が滑りやすくなります。歩きやすい靴と飲みものを用意して、無理のない範囲で楽しんでくださいね。

茨城の滝に関するよくある質問

Q1. 夏に茨城で滝を見に行くなら、どこがおすすめですか?

いちばん涼しさを体で感じられるのは、大子町の月待の滝です。水に濡れずに滝の裏側へ入れるので、落ちてくる水を内側から見上げられます。迫力を求めるなら日本三名瀑の袋田の滝、渓谷の風を味わいたいなら花貫渓谷の汐見滝吊り橋がぴったりですよ。しっかり歩いて涼みたいなら、袋田の滝の上流にある生瀬滝や、七段で落ちる七ツ滝(北茨城市)も選択肢になります。

Q2. 茨城で「裏見の滝」が見られるのはどこですか?

大子町の月待の滝です。「裏見の滝」「くぐり滝」とも呼ばれ、水に濡れずに滝の裏側へ入ることができます。普段は二筋の「夫婦滝」ですが、水量が増えると子滝が現れて「親子滝」になるのも面白いところ。群馬県にも裏側から見られる棚下の不動滝がありますが、茨城の月待の滝は濡れずに入れる点が特徴です。

Q3. 子ども連れでも行きやすい滝はどこですか?

花貫渓谷の乙女滝と不動滝は、近くに駐車場があって見学も自由なので歩く距離が短くて済みます。横川の下滝も国道沿いで、見学者用の階段と見学スペースが整っています。袋田の滝は観瀑トンネルが整備され、トイレが6か所、車椅子の貸出も無料です。反対に七ツ滝は往復1時間半、生瀬滝は階段の続く上りなので、小さいお子さん連れだと少し大変かもしれません。

Q4. 国の名勝に指定されている茨城の滝はどれですか?

袋田の滝と生瀬滝です。この2つは「袋田の滝・生瀬滝」として平成27年3月10日に国の名勝に指定されました。袋田の滝は日本三名瀑にも数えられています。また北茨城市の七ツ滝は、昭和27年12月18日に茨城県の記念物(名勝)に指定されています。本記事ではこの3つすべてを紹介しています。

Q5. 袋田の滝の上流にも滝があると聞きました。

はい、生瀬滝です。袋田の滝を仰ぎ見る吊り橋を渡り、月居山ハイキングコースを20分ほど登ると現れます。袋田の滝と同じ国名勝に指定されている滝で、水の流れが幾重にも白糸を垂らすように伝い落ちる光景が知られています。人の多い袋田の滝とは対照的に静かなので、袋田の滝まで来たならあと20分だけ足を伸ばす価値がありますよ。

まとめ|暑い夏こそ、茨城の滝めぐりへ

今回は、夏でも涼しく過ごせる茨城の滝を8か所ご紹介しました。高さ120m・幅73mを四段に落ちる日本三名瀑の袋田の滝、濡れずに裏側へ入れる月待の滝、袋田の滝の上流に隠れた国名勝の生瀬滝、長さ60mの吊り橋から見下ろす汐見滝。国の名勝が2つ、県の名勝が1つ揃うのが茨城の滝めぐりの面白さです。花貫渓谷なら1か所で3つの滝を回れますし、横川の下滝は国道沿いで気軽に立ち寄れます。
ただし滝の周辺は岩が濡れて滑りやすい場所が多く、山の天気も変わりやすいものです。歩きやすい靴と飲みものを用意して、無理のない範囲で楽しんでください。営業時間・料金・通行状況は変わることがあるので、お出かけ前に各自治体や観光協会の公式サイトで最新情報を確認していただくと安心です。
暑い日が続くと出かけるのが億劫になりますが、滝の前に立つと空気が変わります。水の音に包まれる時間は、写真で見るのとはまったく違うもの。この夏はぜひ、茨城の滝に会いに行ってみてください。

気になる滝は見つかりましたか?

暑い夏だからこそ、大自然の滝から涼とパワーをもらいたいですよね。
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