「那智の滝」は知っているけど、和歌山にはまだまだ涼しい滝があるって知っていましたか?
和歌山県は熊野・南紀エリアを中心に、一段の滝としては日本一の落差を誇る那智の滝から、道の駅から徒歩1分で行ける滝の拝、紀の国名水に選ばれた三重の滝まで、個性豊かな滝がそろっています。
この記事では、そんな和歌山の滝を5か所厳選してご紹介!見どころ・アクセス・駐車場・所要時間に加えて、落差、駐車場からの徒歩時間、涼み方、水辺への近さも早見表にまとめています。まずは早見表で、行きたい滝を見つけてくださいね。

和歌山の滝5選 早見表【エリア別】

涼み方から選ぶ

  • 水しぶきの音に包まれたいなら → 那智の滝
  • 渓谷歩きと吊橋を楽しみたいなら → 桑ノ木の滝
  • 甌穴の清流を眺めたいなら → 滝の拝
  • 雨上がりの水量を楽しみたいなら → 八草の滝
  • 境内奥のひんやりした空気を感じたいなら → 三重の滝
No.スポット名エリア落差駐車場から涼み方水辺への近さ
1那智の滝熊野・那智勝浦落差133m
(一段の滝で日本一)
参道を徒歩3分水音と水しぶきに包まれる御瀧拝所舞台からの展望のみ(拝観300円)
2桑ノ木の滝熊野・新宮落差21m吊橋を渡って徒歩15分渓谷の木陰と水音で涼む遊歩道から間近(岩場は滑りやすい)
3滝の拝熊野・古座川落差約8m道の駅から徒歩1分甌穴の清流にふれて涼む岩床のすぐそばまで(飛び込み・遊泳は非推奨)
4八草の滝南紀白浜落差22m現地要確認(事前連絡を)雨上がりの水量で涼感アップ展望地点からの見学が基本
5三重の滝紀北・かつらぎ不動の滝が三段現地要確認(事前連絡を)境内奥のひんやりした空気展望地点からの見学が基本(先へは進まない)

※番号は紹介順の通し番号で、スポットの順位やおすすめ度を表すものではありません。
※「水辺への近さ」は地形上の距離感を示すもので、遊泳や水遊びの可否・安全を保証するものではありません。上流の降雨で急に増水することがあるため、水辺では必ず現地の掲示と各観光協会の最新情報をご確認ください。
※八草の滝・三重の滝は、駐車場・遊歩道の整備状況を裏付ける公式情報が限られています。お出かけ前に必ず観光協会へお電話でご確認ください。
※通行状況・営業時間・料金は2026年8月時点の情報です。

1. 那智の滝(那智勝浦町)落差133m、一段の滝では日本一の水量を誇る名瀑

しぶきの音が響く!一段の滝では日本一の落差133m

和歌山県那智勝浦町にある「那智の滝(なちのたき)」。熊野那智大社の別宮・飛瀧神社(ひろうじんじゃ)の御神体としても知られ、高さ約133m、銚子口の幅約13mから水が一気に流れ落ちます。一段の滝としては日本一の落差を誇り、栃木の華厳滝・茨城の袋田の滝とともに「日本三名瀑」の一つに数えられています。滝そのものが世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産で、周囲の那智原始林は国の天然記念物。轟音とともに立ち上る水しぶきが、夏の暑さを忘れさせてくれますよ。

【アクセス】参道を歩いて片道3分!御瀧拝所舞台から滝を正面に望む

熊野那智大社の授与所横にある入口で受付をすませたら、参道を歩いて片道約3分。「御瀧拝所舞台(おたきはいしょぶたい)」からは、もっとも近い距離で滝を正面から拝観できます。拝観料は大人300円・小中学生200円・未就学児無料。駐車場は熊野那智大社の駐車場(30台)が利用でき、防災道路の通行料800円が必要です。

【お出かけ前のポイントと注意点】
那智原始林や那智四十八滝(修験道の修行の場)の奥は立入禁止区域です。参道と御瀧拝所舞台の範囲内で観覧してください。時間帯によって滝の見え方が変わることもあるため、最新情報は熊野那智大社公式サイトのお知らせでご確認ください。

住所和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山(飛瀧神社)
アクセス(電車・バス)JR紀伊勝浦駅から熊野御坊南海バス約25〜30分「那智の滝前」下車、徒歩約1分(またはタクシーで約20分)
アクセス(車)・駐車場熊野那智大社駐車場30台(防災道路通行料800円が必要)
所要時間の目安30分〜1時間
開放時間・料金御瀧拝所舞台 拝観料 大人300円・小中学生200円・未就学児無料(時間帯・荒天時の運用は要確認)
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2. 桑ノ木の滝(新宮市)柱状節理の岩壁を落差21mで流れ落ちる渓谷の滝

柱状節理の岩壁を、落差21mでまっすぐに流れ落ちる

和歌山県新宮市相賀にある「桑ノ木の滝(くわのきのたき)」。落差21m、幅約8m。水量が多いときは川幅いっぱいに水が流れ落ちます。滝を包む岩壁には、マグマが冷え固まる際にできる規則的な割れ目「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」が見られ、南紀熊野ジオパークのジオサイトにも認定されています。「日本の滝百選」にも選ばれた、渓谷の自然そのものを味わえる滝なんです。

【アクセス】吊橋を渡って片道15分!ハイキング気分の渓谷歩き

JR新宮駅前から熊野交通バスで約20分、「相賀」バス停から歩き始めます。集落を抜けて約300mで吊橋、そこからさらに約500mで滝に到着。片道15分ほどの、木道と沢沿いの道を歩くハイキングコースです。駐車場は設けられていないため、バスでのアクセスが確実です。

【お出かけ前のポイントと注意点】

  • 駐車場について:公式には駐車場がありません。バス利用が基本で、車で訪れる場合は事前に新宮市観光協会(0735-22-2840)へ駐車の可否をご確認ください。
  • 足元の装備:木道は雨の日にすべりやすく、吊橋から先の岩場は足場が悪い場所があります。歩きやすい靴でお出かけください。
  • 吊橋の渡り方:吊橋は一人ずつ渡るようにしてください。
住所和歌山県新宮市相賀
アクセス(電車・バス)JR新宮駅前から熊野交通バス「高田」行き約20分「相賀」下車、徒歩約15分(吊橋経由)
アクセス(車)・駐車場国道168号 相賀橋北詰から車約3分+徒歩約15分/駐車場なし(公式明記)
所要時間の目安30分〜45分
開放時間・料金散策自由・無料
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3. 滝の拝(古座川町)道の駅から徒歩1分!無数の甌穴が広がる清流

無数の甌穴が続く、約200mの白い岩床

和歌山県古座川町小川にある「滝の拝(たきのはい)」。古座川の支流にかかる約200mの岩床に、水流が石を巻き込んで削った円形のくぼみ「甌穴(おうけつ)」が無数に広がる景勝地です。落差約8mで、2010年3月には和歌山県指定名勝・天然記念物に指定されました。夏にはボウズハゼやヨシノボリが岩をよじ登る姿、鮎のトントン釣りなど、川の生きものを間近に観察できるのも魅力です。

【アクセス】道の駅から徒歩1分!鮎が泳ぐ姿も見える清流

国道42号沿いの道の駅「滝之拝太郎」から歩いてわずか1分という近さが最大の魅力。駐車場は33台分(大型5・身障者用2)あり、道の駅のトイレも利用できます。滝壺は底まで透き通り、夏には鮎が泳ぐ姿がはっきり見えるほどの清流です。

【お出かけ前のポイントと注意点】
岩床は水に濡れると大変すべりやすくなります。上流の降雨で急に増水することもあるため、水辺には近づかず、観察を中心に楽しんでください。飛び込みや遊泳は推奨されていません。

住所和歌山県東牟婁郡古座川町小川774-1
アクセス(電車・バス)JR古座駅から車約30〜40分/古座川町ふるさとバス小川線「滝の拝」バス停下車すぐ
アクセス(車)・駐車場道の駅「滝之拝太郎」から徒歩約1分/駐車場33台(大型5・身障者用2)
所要時間の目安15分〜30分
開放時間・料金見学自由(料金の明記なし)。隣接する道の駅の情報コーナーは平日8:30〜17:15
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4. 八草の滝(白浜町)雨量で表情が変わる、落差22mの「幻の滝」

雨量で流れが変わる「幻の滝」!七色のしぶきをあげる落差22m

和歌山県白浜町久木にある「八草の滝(はそのたき)」。日置川の中流、山腹から落差22mで流れ落ち、「日本の滝百選」にも選ばれています。雨量によって水量が大きく変わることから「幻の滝」という異名を持ち、七色に輝く飛沫(しぶき)をあげて流れ落ちる姿は、雨が降ったあとほど見ごたえがあります。見頃は山桜が咲く春と、新緑がまぶしい初夏です。

【アクセス】訪問前に一本の電話を!道路・遊歩道の状況は観光協会で確認を

JR紀伊日置駅から車で約20分、紀勢自動車道 日置川ICから約25分。駐車場の有無や台数、遊歩道の整備状況について、南紀白浜観光協会・白浜町のいずれの公式サイトにも詳しい記載がありません。訪れる際は、事前に南紀白浜観光協会(0739-43-3201)または白浜町日置川事務所産業建設係(0739-52-2300)へ、道路状況と遊歩道の様子を確認することを強くおすすめします。無理に接近せず、状況が分からないときは観瀑を見送るという選択も大切です。

住所和歌山県西牟婁郡白浜町久木
アクセス(電車・バス)JR紀伊日置駅から車約20分(公共交通のみでのアクセスは公式情報なし)
アクセス(車)・駐車場紀勢自動車道 日置川ICから約25分/駐車場の有無・台数は公式未確認(要事前連絡)
所要時間の目安要確認(訪問前に観光協会へご確認ください)
開放時間・料金見学自由・無料
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5. 三重の滝(かつらぎ町)不動の滝が三段に流れ落ちる、紀の国名水

不動の滝が上段・中段・下段に流れ落ちる「三重」の由来

和歌山県かつらぎ町平、一言主神社(ひとことぬしじんじゃ)の境内奥にある「三重の滝」。読みは資料により「さんじゅうのたき」「みえのたき」のいずれでも紹介されており、一言主神社・かつらぎ町の公式情報にはふりがなの記載がありません。上流から聖宝の滝・不動の滝・潮の滝という3つの滝が連なり、なかでも不動の滝が上段・中段・下段の三段に分かれて流れ落ちることが「三重」という名前の由来だと、かつらぎ町観光協会が紹介しています。清らかな水は「紀の国名水百選」にも選ばれました。

【アクセス】一言主神社の境内奥へ!訪問前に観光協会で最新状況の確認を

京奈和自動車道 かつらぎ西ICから車で約35分(要確認)。駐車場や林道の状況、遊歩道の整備状況について、かつらぎ町・観光協会の公式サイトに詳しい記載がありません。口コミには「冬は遊歩道が凍結する」「滝の先はかなり危ない」との声もあります。訪れる際は、事前にかつらぎ町観光協会(0736-22-0300)へ最新の道路・遊歩道状況を確認し、三重の滝から先へは進まないようにしてください。

住所和歌山県伊都郡かつらぎ町平
アクセス(電車・バス)公式情報なし(要確認)
アクセス(車)・駐車場京奈和自動車道 かつらぎ西ICから約35分(要確認)/駐車場情報は公式未確認
所要時間の目安要確認(訪問前に観光協会へご確認ください)
開放時間・料金見学自由・無料(推定。公式の明記なし)
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熊野からかつらぎまで!和歌山の滝めぐりを気持ちよく楽しむ3つのポイント

エリアが広いので、まずは1〜2エリアに絞る

和歌山県は南北に長く、那智勝浦町・新宮市・古座川町の熊野エリアなら3滝を1日で回れますが、八草の滝(南紀白浜)・三重の滝(かつらぎ)はそれぞれ車で1時間以上離れています。無理に1日で回ろうとせず、宿泊地や旅程に合わせて2〜3日に分けるのがおすすめです。

八草の滝・三重の滝は、出発前に一本の電話を

遊歩道や駐車場の最新情報が公式サイトに載っていない滝もあります。訪問前に観光協会へ確認する習慣をつけておくと安心です。連絡先は早見表のあとの各スポットの案内にまとめています。

空模様の変化と、クマの目撃情報に注意

山間部は天候が変わりやすく、上流で雨が降ると自分のいる場所が晴れていても川の水位が急に上がることがあります。那智勝浦町・かつらぎ町では熊の目撃情報も出ているため、鈴や携帯ラジオなど音の出るものを携行すると安心です。

和歌山の滝に関するよくある質問

Q1. 和歌山で滝めぐりをするなら、どこがおすすめですか?

熊野エリア(那智勝浦町・新宮市・古座川町)なら那智の滝・桑ノ木の滝・滝の拝の3滝を1日で回れます。規模で選ぶなら日本三名瀑の一つ・那智の滝、道の駅からすぐで気軽に行けるのは滝の拝ですよ。

Q2. 電車やバスだけで行ける滝はありますか?

那智の滝はJR紀伊勝浦駅からバスで約25〜30分、「那智の滝前」から徒歩約1分。桑ノ木の滝もJR新宮駅からバスと徒歩約15分でアクセスできます。八草の滝・三重の滝は車でのアクセスが基本です。

Q3. 日本三名瀑・日本の滝百選に入っている滝はどれですか?

日本三名瀑に数えられているのは那智の滝で、残りは栃木の華厳滝、茨城の袋田の滝です。日本の滝百選には那智の滝・桑ノ木の滝・八草の滝が選ばれています。

Q4. 小さい子ども連れでも行きやすい滝はどこですか?

滝の拝は道の駅から徒歩約1分、那智の滝も参道を歩いて片道3分と、歩く距離が短くて安心です。桑ノ木の滝は吊橋と岩場があるので手をつないで歩いてください。八草の滝・三重の滝は現地情報が限られているため、小さいお子さん連れなら訪問前に観光協会へ確認することをおすすめします。

Q5. 夏の和歌山の滝めぐりで気をつけることはありますか?

増水・野生動物・現地確認の3点です。上流の雨で急に増水することがあるので水辺では空模様に注意し、那智勝浦町・かつらぎ町では熊の目撃情報も出ています。八草の滝・三重の滝を訪れる際は、事前に観光協会へ道路・遊歩道の状況を確認してくださいね。

涼を求めて、和歌山の滝めぐりへ

今回は、和歌山の滝を5か所ご紹介しました。那智の滝・桑ノ木の滝・滝の拝は熊野エリアで1日で回れる組み合わせ、八草の滝・三重の滝はそれぞれ少し足を延ばした先にあります。同じ滝でも涼み方はそれぞれ違うので、気になる滝から選んでみてくださいね。
通行状況・営業時間・料金は変わることがあります。本記事は2026年8月時点で確認した情報をもとにしていますので、お出かけ前に各施設・自治体・観光協会の公式サイトで最新情報をご確認ください。とくに八草の滝・三重の滝は遊歩道・駐車場の情報が限られているため、事前の電話確認を強くおすすめします。
水しぶきに包まれるひとときは、山と川が近い和歌山ならではの涼しさ。この夏いちばん涼しい思い出を探して、週末の小さな旅に出かけてみませんか。