巨大な建造物と雄大なダム湖の景色が楽しめる「ダム」。観光スポットとしても人気が高く、「黒部ダム」や「宮ヶ瀬ダム」などは「行きたいダムランキング」上位に挙げられています。ダムの見学はもちろん、ダムカードやダムカレーといった楽しみ方もあるんですよ。本記事では、おすすめのダムや服装・持ち物ガイドなど、ダム観光を最大限に楽しむための情報を集めてみました!次の休みにはダムを訪れてみませんか?

ダムの定義や種類、見どころを知ろう

ダムとは、川の水をせき止めて利活用する構造物のこと

「ダム」とは、川の流れをせき止めて水を貯めるための構造物(建築物)のことです。
ダムを造ることで、水を貯めて洪水を防いだり(治水ダム)、水を供給したり(利水ダム)、電気を作ったり(発電用ダム)できます。
ダムは、私たちの暮らしに欠かせない大事な施設です。

ダムの種類と特徴について

「ダム」と一言で言っても、その構造はさまざま。
代表的なダムの種類と特徴についてご紹介します。

種類 構造
重力式コンクリートダム コンクリートの重量で水圧に耐える 奥只見ダム(新潟・福島)
宮ヶ瀬ダム(神奈川)
アーチ式コンクリートダム ダムをアーチ状に湾曲させて左右の斜面に水圧を分散させる 黒部ダム(富山)
四万川ダム(群馬)
上椎葉ダム(宮崎)
ロックフィルダム 岩石や土砂などを用いて積み上げて造る 徳山ダム(岐阜県)
南相木ダム(長野)

重力式なら重厚感を、アーチ式なら優美な曲線を、ロックフィルダムならゴツゴツした堤体が見どころです。
構造を知っておくとより深くその魅力に触れることができますね。

ダム見学のほか、放水やライトアップイベントも魅力

生活に役立つだけではなく、レジャーや観光資源としても注目を浴びています。
特に、轟音とともに大量の水がダムから吹き出す「放水」イベントが人気です。
水が巨大な滝のように流れ落ちる、ダイナミックな景色を身近で見ることができますよ。
多量の水しぶきがあたり一面に舞い、ひんやりとした涼を感じられます。
なかには夜間ライトアップが行われるダムもあり、幻想的な景色が広がります。

ダム湖では、遊覧船やカヌー・釣り・花見などが楽しめる

ダムによって造られるダム湖も魅力満載です。
ダム湖ではカヌーや釣り、船での遊覧などが楽しめ、アクティビティ好きな人が多く訪れます。
湖周辺にはハイキングコースが整備されていることが多く、自然の中を歩きながらリフレッシュできます。
湖畔に桜の木が植えられているダムもあり、花見スポットとしても人気があるんですよ。

ランキング上位の人気ダムをご紹介!

日本には多くの魅力的なダムがありますが、その中でもランキング上位に挙げられる、人気のダムを3つご紹介します。

黒部ダム(富山県立山町)

見学ツアー、放流イベント、発電施設の見学、立山連峰の絶景などが楽しめます。

黒部ダム

4.2

富山県中新川郡立山町芦峅寺

長野県側なら「扇沢駅」からバスと徒歩で約25分

黒部ダム の詳細・クチコミ・周辺スポットはこちら >
黒部ダム の公式サイトはこちら >

宮ヶ瀬ダム(神奈川県愛川町)

都心からのアクセスが良く、日帰り観光に最適です。観光放流も行われています。

宮ヶ瀬ダム

3.7

神奈川県愛甲郡愛川町半原 相模原市緑区青山字南山2145-50

小田急「本厚木駅」からバスと徒歩合わせて約80分

宮ヶ瀬ダム の詳細・クチコミ・周辺スポットはこちら >
宮ヶ瀬ダム の公式サイトはこちら >

四万川ダム(群馬県中之条町)

「四万(しま)ブルー」と称される、美しいコバルトブルーの湖(奥四万湖)が魅力です。湖でのアクティビティも楽しめます。

四万川ダム

0

群馬県吾妻郡中之条町四万4400−28

JR「中之条駅」から車で約30分

四万川ダム の詳細・クチコミ・周辺スポットはこちら >
四万川ダム の公式サイトはこちら >

コンプリートしたくなる!集めて楽しい「ダムカード」

ダムカードとは?

画像引用:国土交通省 ダムカード

ダムカードとは、ダムの情報や目的が書かれたカードのことです。
国土交通省と水資源機構がダムのことを知ってもらうために2007年から始めた施策で、現在では多くのダムで作成・配布されています。

【カードに載っている情報】
表面:ダムの写真・ダムの目的・ダムの形式
裏面:ダムの情報・こだわりの情報

カードをコレクションしている人も多く、観光促進、地域振興、来訪者の思い出づくりに役立っています。

ダムカードはどうやってもらえる?配布場所と取得方法について

ダムカードは、ダムに来た人に配布されるため、直接ダムを訪れる必要があります。
この「直接行かないともらえない」という入手困難さも人気の秘密なんですよ。

配布場所はダムごとに異なります。
訪問前に公式サイトやダムの管理事務所サイトにて下記を確認してくださいね。
・ダムの見学時間
・ダムカードの配布日時、時間、配布場所、ダムから配布場所までのアクセス方法
・ダムカードをもらう条件(ダムの写真撮影や何か証明が必要か)

期間限定&レアなダムカードをゲットしよう

ダムカードの中でも、期間限定や限定イベントなどで配布される、レアなカードも存在します。
たとえば、「土木遺産認定記念ダムカード」は、只見川に立地する9つのダムが土木遺産に認定されたことを記念して作成・配布されています。
記念ダムカードは全5種類で在庫が無くなり次第、次のダムカードに切り替わるため早めにゲットするのがおすすめです。

※只見川に立地する9つのダム…奥只見ダム大鳥ダム・田子倉ダム・滝ダム・本名ダム・上田ダム宮下ダム・柳津ダム・片門ダム


訪れたからこそ味わえる秘境グルメ「ダムカレー」

ダムカレーとは?

ダムカレーとは、白米をダムに見立て、カレーを貯水池に見立てたユニークなご当地カレーです。
1970~1980年ころにダムの観光PRの一環として誕生しました。
各ダムごとにさまざまなアレンジがされており、ダム巡りとともにダムカレーを食すのも人気があります。
ダムを目で見て、舌で味わう、ダブルの楽しみがあります。
それでは、全国にあるダムカレーの中でも人気が高かったり、工夫が凝らされているダムカレーをご紹介します!

黒部ダムカレー

日本最大級のアーチ式ダムである黒部ダムを模したカレーです。
黒部ダムカレーと名乗るには5つの掟があり、カレールーの上に観光遊覧船の「ガルベ」に見立てたトッピングが乗っているのが特徴です。

布目ダムカレー

布目(ぬのめ)ダムは、岩石を使った「ロックフィル式」のダムです。
岩に見立てた豆を入りの五穀ごはんと、白米の2つでダムを表現しているのだそう。旬の揚げ野菜も添えられています。


長島ダムカレー

川根本町(かわねほんちょう)にある長島ダムをモデルにしたカレーです。川根産の野菜がふんだんに盛り付けられており、エビフライはつり橋の「しぶき橋」を、ゆで卵は奥大井湖上駅をイメージしています。人気漫画『ゆるキャン△』にも登場し話題になっています。

八ッ場ダムカレー

長野原町の八ッ場(やんば)ダムをモチーフにしたカレーです。白米でできたダムではなく、陶器製のダムで仕切られた器が特徴。ダムカレーを食べるとオリジナルダムカードがついてくるのでぜひゲットしたいところです。

宮ヶ瀬ダム放水カレー

宮ヶ瀬ダムをイメージしたカレーです。ライスに刺さったウインナーを引き抜くと、カレールーがもう片方のエリアに流れ込むようになっており、放水の楽しさを味わえます。


ダム観光に行く前に知っておきたいこと

ダムってどうやって行くの?アクセス方法は?

ダムへ行く方法は主に「車」と「公共交通機関」の2つがあります。

【車の場合】
高速道路や一般道を使い、ダム近くの駐車場まで行くのが一般的です。

\事前に確認したいポイント/
山間部は道が狭かったり、冬季は雪で通行止めになることも。道路状況をチェックしておこう!

【公共交通機関の場合】
最寄りの駅やバス停まで交通機関で移動→タクシーやレンタサイクルを利用

\事前に確認したいポイント/
電車やバスの本数が少ない可能性も。運行本数や時刻を確認しておこう。


いつでも行けるの?期間や時間、所要時間は?

日時や時間帯、営業期間などが決まっている場合が多いです。
事前に各ダムの公式サイトや管理事務所などで、開放時間や見学ツアーの有無、季節ごとの状況などを確認してくださいね。
展示施設がある場合は、開館時間もチェックしておきましょう。

ダム見学の所要時間は、ダムの規模によっても異なります。
アクセス時間も入れて、1日かかると見ておいたほうがいいかもしれません。

おすすめのベストシーズンは?

春夏秋冬それぞれに異なる魅力があるため、どの季節もおすすめです。

【春】桜や花々、新緑と、ダム湖のコラボ絶景を見ることができる。
【夏】放水イベントやカヌー体験、涼を感じられるアクティビティなどが楽しめる。
【秋】鮮やかに色づいた紅葉が見事で、ハイキングやサイクリングなどに最適。
【冬】雪が積もった、白銀の世界にたたずむダムの姿が楽しめる。

その他、釣りやライトアップイベントなど、季節や目的によっていろんな楽しみ方があります。

ダムの見学料は?

ほとんどの場合無料です。
ただし、併設の資料館や展示施設を見学する場合や、見学ツアーに参加する場合は料金が必要となることがあります。
お土産代やダムカレーの飲食代なども用意しておくと安心ですよ。

必要な持ち物は?あると便利なものは?

【基本の持ち物】

・歩きやすい靴(スニーカーや登山靴)
 ダム周辺の散策や長時間歩くため、履き慣れた靴が必須

・動きやすい服装
 ハイキングや自然散策を考慮し、動きやすいものを選ぶ

・雨具(レインコート・折りたたみ傘)、防寒具
 山間部は天候が変わりやすいため、急な雨に備える

帽子・サングラス・日焼け止め
 紫外線対策として、日差しの強い時期は必須

飲み物と軽食
 売店が少ない場合があるため、熱中症対策として水分補給も重要

・簡易な救急箱(絆創膏や消毒液など)
 切り傷や靴ずれなど、軽いケガをした際の処置


【あると便利な持ち物】

カメラ・スマートフォン(防水ケースがあると安心)
 ダムや周辺の自然を撮影するため

虫よけスプレー
 虫に刺されるのを防ぐ

・双眼鏡

 放流や遠くの景色を楽しむのに便利

地図やガイドブック
 ダム周辺の情報収集に役立つ

モバイルバッテリー
 長時間の観光に備え、スマホの充電切れ対策

ダムカードホルダー
 ダムカードを集める人向けの収納用

健康保険証
 万が一のケガや体調不良に備えて持っておくと安心

放水見学やグルメ、カードなど魅力いっぱいのダムに行こう!

ダム観光は、壮大な景観や迫力ある放水を楽しめるだけでなく、ダムカード集めやご当地グルメのダムカレーを味わえるなど、さまざまな楽しみ方があります。
ダムの見学後は、ダム湖でのアクティビティも体験でき、魅力いっぱいの旅先です。
事前にしっかりと情報収集し準備を整えたら、ダム観光に繰り出しましょう!

今年の夏はダム観光に行きませんか?
Prism Japanアプリでは他にもいろいろなダムや観光スポットを紹介しています。
ぜひアプリをダウンロードして旅行先選びの参考にしてみてくださいね。