道民のソウルフードと呼ばれるスープカレー。

2000年頃は札幌でも「知る人ぞ知る」、ちょっと特別なごちそうでした。
北海道の田舎民にとっては、「札幌に行ってスープカレーを食べて帰ること」がステータスだったのです。

高校2年の冬、親からもらったバス代を握りしめ、70分かけて札幌に行き、Google Maps も存在しない時代に札幌市街を歩き回り、雑誌で見た「話題のスープカレー店」を見つけたときの感動は筆舌に尽くしがたいものがありました。

情報と体験の価値が今よりもはるかに高かった時代です。
話題のスープカレー屋を見つけた感動体験は田舎に戻ったあと、1週間毎日昼休みに自慢し続けられるほどでした。

「スープカレーがうますぎた。学食のカレーとは大違いだ」と。

やがて時は経ち、2000年代半ばになる頃には、スープカレー店が激増し、我々道民は「名店」を探すようになりました。


カレーがスープであるだけで絶賛される時代は終わりました。

私の母校である北海道大学の周りは札幌でも指折りのスープカレー激戦区でした。

特に人気だったのが「ピカンティ」や「心」です。

その他、「らっきょブラザーズ」「ヴォイジュ」なども人気でした。私はヴォイジュが1番好きでした。

はじめてクルマの免許を取ったとき。
はじめて英語の単位を落としたとき。
はじめてバイト代でドラゴンクエストを買ったとき。

記念日にはいつも、ヴォイジュに行きました。

北海道大学には道外から進学する人も多く、本州から北海道に引っ越してきた友人を連れて行ったところ、感動して泣いてました。本当です。

2025年現在、今でも残っている店は少なくなっています。ヴォイジュももうありません。
桑田氏の名曲にあるように、思い出はいつの日も雨ですね。

さて、北海道から東京に出てきた人。
あるいはどこかで北海道に旅行して、あの美味しかったスープカレーをもう一度食べてみたいと思った人。
元々東京住まいで、スープカレーに興味があった人。

様々な理由で、東京でも美味しいスープカレーが食べたい人はいるでしょう。

安心してください。俺が教えてやるぜ。東京のうまい店をな。

イエロースパイス銀座店

私が毎週行っているのが「イエロースパイス」です。


1週たりとも欠かすことなく、毎週食べてます。

何度食べても飽きない魔法のスパイス、イエロースパイスです。マジックスパイスではありません。

イエロースパイスは札幌発祥を謳ってはいますが、2025年現在、札幌に店舗はないようです。

ただ、札幌にあっても十分に美味しいと思います。

https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13140248/

イエロースパイス銀座店は、平日はあまり並ばずに入れます。
土日の夕方は、2〜3人並ぶ可能性が高いです。

ちなみに新宿にもスープカレー店があります。

新宿の東京ドミニカは、銀座のイエロースパイスとメニューがとても似ていました。
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13124113/

どちらも東京ドミニカ株式会社の運営です。新宿店の行列は苛烈です。
15時に行っても6人以上並んでいました。待ち時間で銀座に行ったほうが早いです。

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札幌ドミニカ銀座店

次に私がよく行く店が札幌ドミニカ銀座店です。先ほど述べたように、札幌ドミニカも東京ドミニカ株式会社シリーズです。
何言ってるのかわからないかもしれませんが、同じ会社のスープカレーです。

写真で見るとあんまり違いがわかりません。自分でもちょっと自信がありません。Google Photos から引っ張り出してきたこの写真は、本当にドミニカなのか?
でも大丈夫、愛はきっと伝わります。

ここまでで重要なことにお気づきかもしれません。

私は、東京ドミニカシリーズが好きなのだと。そして、銀座の店ばかり行っているのだと。

その通りです。

なぜなら近いからです。

言葉を選ばずに言うならば、スープカレーはB級グルメです。

「スープカレーのために遠出はしたくないが、自転車で行けるなら毎週食べたい」

というのが本音です。

25年前はスープカレーかフレンチか、くらいの立ち位置でしたが、今では美味しいラーメンかスープカレーか、といったところです。

とはいえ私としては、バスで70分かけてスープカレーを食べに行ったあの頃の情熱がなくなったわけではありません。

スープカレーは東京にたくさんあります

東京ドミニカシリーズ以外にも、実は東京には北海道発のスープカレー店が数多く進出しています。

例えば、渋谷のスープカレー SHANTi: http://www.shanticurry.com/

個人的にはドミニカシリーズの方が好きです。

恵比寿のイエローカンパニー: https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13014312/

恵比寿のイエローカンパニーは美味しいのですが、名前がイエロースパイスと紛らわしいのと、駅からけっこう歩くのが難点です。

スープカレーへの愛は冷めない

駅から歩くのが...難点...?

いつからだ?スープカレーを食べるのに、行列を避けるようになったのは。

いつからだ?スープカレーを食べるのに、バスに乗らなくなったのは。

正直に告白すると、私は「美味しいスープカレー」よりも「近くて待たずに食べられるスープカレー」を選ぶようになりました。
これが「大人の選択」というものでしょうか。それとも「妥協」というものでしょうか。

昔の私なら考えられなかったことです。あの頃は雪の中でも1時間並んで、ようやく食べられた熱々のスープカレーに感動していたのに。

それでも私は今でもスープカレーを愛しています。

ただ、愛し方が変わっただけなのです。

時を経て変わるものと変わらぬものがあるように、スープカレーへの情熱は形を変えながら続いているのです。
いつか、またあの頃のように、雪の中でも並んでみたくなる日が来るのかもしれません。

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