お正月の行事として知られる「七福神めぐり」。
七福神が鎮座する神社仏閣に参拝すると、七つの難が消え七つの福が生じると言われています。
今回ご紹介するのは、東京の日本橋エリアにある神社を巡拝する「日本橋七福神めぐり」
「日本一短時間で参拝可能」「巡拝距離が短い」と言われており、約2時間~半日程度でサクッと参拝できちゃうんです。
ぜひ福をいただきに参拝してみてくださいね。

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そもそも「七福神」や「七福神めぐり」って何だろう?

「七福神」という言葉を聞いたことはあっても、どんな神様や仏様がいらっしゃるか正確には知らない…という方もいるのではないでしょうか?
そんな方に向けて、七福神の神様や七福神の歴史、ご利益について簡単にご紹介します。

「七福神」とは?そのご利益とは?

「七福神」とは、福の神として信仰される七柱の神様仏様の総称です。
それぞれご利益も異なっています。

七福神の神様 読み ご利益
恵比寿天 えびすてん 商売繁盛
大黒天 だいこくてん 五穀豊穣・財運福徳
毘沙門天 びしゃもんてん 勝運
弁財天 べんざいてん 芸事・学業向上
寿老人 じゅろうじん 長寿
福禄寿 ふくろくじゅ 子孫繁栄・財運招福・延命長寿
布袋尊 ほていそん 子宝・良縁・開運

七福神の信仰はいつから始まったの?

中国やインドから様々な神様が日本に伝わり、日本の土着信仰と結びつき、室町時代末期頃には七福神信仰が始まったと言われています。
江戸時代にはほぼ現在の形の七福神となり、現在に伝わっています。

「七福神めぐり」とは?

元旦から1月7日頃までに七福神がお祀りされている神社仏閣を巡礼し、「七難即滅 七福即生(しちなんそくめつ しちなんそくしょう)」を祈願するお正月の行事です。
現在ではお正月以外にも参拝や授与を受け付けている神社もあります。

「七難即滅 七福即生」って何?

仏教の経典『仁王経(にんのうぎょう)』に書いてある言葉で、7つの災難(太陽や月の異常・星の異常・火災・風害・水害・干ばつ・盗難)が消滅し、7つの福(寿命・人望・有福/裕福・威光・律儀・愛嬌・大量)が生じるという意味です。
※七難の定義は経典により異なります。

七福神めぐりのご利益は?

七福神めぐりをすることで、7つの災難が消滅し7つの福を授かると言われています。

「日本橋七福神めぐり」とは?

「七福神」や「七福神めぐり」について分かったところで、ここからは東京都の「日本橋七福神めぐり」についてご紹介していきます!

「日本橋七福神めぐり」とは、日本橋エリアにある7つの神社すべてに参拝するお正月の行事です。

「日本橋七福神」ならではの特長!神社のみ&巡拝距離が短い

他の七福神巡りとは異なり、「神社のみで構成されている」「日本一巡拝距離が短い」という特長があります。
「人形町駅」をぐるりと囲むようにすべての七福神が位置しており、神社と神社の距離が徒歩約5分~10分と近距離のため気軽に参拝できます。
江戸下町の情緒が残る街並みをのんびり散策しながらまわれますよ。
参拝後には日本橋エリアの観光をしたり、美味しいグルメを堪能したり、高級百貨店で買い物を楽しんだりといろんな楽しみ方ができるのも日本橋七福神めぐりの魅力です。

▼日本橋七福神 公式サイト
https://www.nihonbashi-shichifukujin.gr.jp/

「日本橋七福神めぐり」に選ばれている神社とは?

「日本橋七福神めぐり」に選ばれているのは下記の7社です!(気になる神社名をタップすると、下部に移動します。)

神社名 七福神
小網神社 福禄寿
茶ノ木神社 布袋尊
水天宮 弁財天
松島神社 大国神
末廣神社 毘沙門天
笠間稲荷神社 東京別社 寿老神
椙森神社 恵比寿神

期間やルート(順番)は決まっている?

元旦~1/7頃に開催しています。
また、ルートや順番は決まっていないので、どの神社からスタートしてもOKです。

授与品は?

全社揃いの色紙、揃いの宝船、御朱印などを購入できます。
茶ノ木神社以外の、水天宮・小網神社・松島神社・椙森神社・笠間稲荷神社・末廣神社の6社でいただけます。
授与品は用意数が無くなり次第終了のため、早めに参拝すると安心です。
※茶ノ木神社では授与品の頒布は行っていないのでご注意ください。

最寄り駅は「人形町駅」or「水天宮前駅」!

どこの神社からスタートするかによって異なりますが、最寄り駅は「人形町駅」もしくは「水天宮前駅」です。

日本橋七福神めぐりのおすすめルートをご紹介!

どの神社からスタートしてもOKですが、「小網神社」から始めるのはいかが?
小網神社はとても人気があるため、平日でも多くの人が参拝に訪れており、行列ができることも多々あります。
そのため、なるべく午前中の早い時間帯に訪れると人も比較的少なく、スムーズに次の神社に向かうことができますよ。


小網神社(福禄寿)
↓ 徒歩約5分
茶ノ木神社(布袋尊)
↓ 徒歩約5分
水天宮(弁財天)
↓ 徒歩約3分
松島神社(大国神)
↓ 徒歩約5分
末廣神社(毘沙門天)
↓ 徒歩約5分
笠間稲荷神社 東京別社(寿老神)
↓ 徒歩約10分
椙森神社(恵比寿神)



▼7社の距離感が一目で分かる!巡拝地図はこちら

引用:「日本橋七福神めぐり 公式サイト 巡拝地図」
https://www.nihonbashi-shichifukujin.gr.jp/

「日本橋七福神めぐり」に指定されている7社をご紹介!

ここからは7社について詳しく紹介していきます。
事前に各神社の特徴を知っておけば、きっと充実した参拝時間を過ごせますよ。

1.小網神社(福禄寿)

まず最初にスタートするのは、東京都中央区日本橋にある「小網(こあみ)神社」。
1466年の創建で、「倉稲魂神(うがのみたまのかみ)」「市杵島比賣神(いちきしまひめのかみ)」をご祭神としてお祀りしています。
関東大震災や東京大空襲などを免れ、また当神社の氏子だった出征兵士が全員帰還したことから、「強運厄除けの神社」として知られています。

鳥居をくぐってすぐ左には「福禄寿」の御像。
健康長寿のご利益をはじめ、人徳・福徳・財徳などさまざまな「徳」を授けてくれると言われています。
境内には弁財天もお祀りされているため合わせて参拝しましょう。
「銭洗いの井」もあり、この水でお金を清めて財布に入れておくと財運を授かると言われているのだとか。
小網神社を参拝すれば、健康長寿・徳・金運アップ・強運厄除けと一度にさまざまなご利益をいただけるかも⁉
とても人気の神社で平日休日問わず多くの参拝者が訪れるので、午前中の早い時間に行くのがおすすめです。

小網神社

住所 東京都中央区日本橋小網町16-23
アクセス 東京メトロ日比谷線「人形町駅」A2出口徒歩約5分、都営浅草線「人形町駅」A5出口徒歩約7分、東京メトロ東西線「茅場町駅」10番出口徒歩約15分、東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」8番出口徒歩約10分
営業時間 祈祷受付9:00〜16:30
電話番号 03-3668-1080

2.茶ノ木神社(布袋尊)

東京都中央区人形町にある「茶ノ木(ちゃのき)神社」。
伏見系のお稲荷様である「倉稲魂大神(うかのみたまのおおかみ)」をご祭神としてお祀りしています。
江戸時代の創建で、下総国佐倉藩の中屋敷の屋敷神としてお祀りされていたのが始まりなのだとか。
お社の周囲にお茶の木が植えられていたことから「お茶ノ木様」と呼ばれ親しまれています。
また、長く火災を免れていたことから「火伏の神」としても崇められています。

1985年に布袋尊がご遷座、合祀され、日本橋七福神の一柱に数えられるようになりました。
布袋尊は、唐時代の中国に実在した僧がモデルともされ、にっこりとした笑顔と丸くふくらんだお腹を持ち、大きな袋を持っています。
参拝すれば、開運や良縁、子宝などのご利益がいただけるかもしれません。

ただ、茶ノ木神社では七福神めぐりの授与品の頒布は行っていないので注意してくださいね。

茶ノ木神社

住所 東京都中央区日本橋人形町1丁目12−10
アクセス 東京メトロ「水天宮前駅」から徒歩すぐ

3.水天宮(弁財天)

「水天宮(すいてんぐう)」は、東京都中央区に鎮座しています。
福岡県久留米市にある「水天宮(総本宮)」の分社で、1818年に久留米藩江戸上屋敷に分霊を勧請したのが始まりとされています。
その後移転を経て、1872年に中屋敷のあった現在の地に遷座しました。
ご祭神は「天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)」「安徳天皇」「建礼門院」「二位の尼」の四柱です。
子授けや安産の神様として有名で、特に「戌の日」には安産祈願をする方が多く参拝に訪れます。

水天宮には七福神のうち「寳生辨財天(ほうしょうべんざいてん)」が鎮座しています。
第9代藩主有馬頼徳公が能楽の技を加賀藩の前田公と競う際に、上屋敷内にお祀りされている辨財天に願をかけたところ、見事勝利を収めたと伝わっています。
水天宮の弁財天は、8本の手に弓矢や宝剣などの武器、鍵、宝珠などを持ったお姿をしており、芸事の向上や学業成就、金運アップ、美と健康などにご利益があると言われています。

水天宮

住所 東京都中央区日本橋蛎殻町2-4-1
アクセス 東京メトロ半蔵門線 水天宮前駅から徒歩約1分、東京メトロ日比谷線 人形町駅から徒歩約6分
営業時間 参拝 7:00〜18:00/祈祷受付 8:00〜15:15
電話番号 03-3666-7195

4.松島神社(大国神)

東京都中央区日本橋にある「松島神社」。
オフィスビルの1階に鎮座する珍しい神社で、秋には酉の市が開かれることから「人形町のおとりさま」とも呼ばれています。
1585年の創建で、かつてこの地が入り江だった頃にこの地に住んでいた柴田家の邸内社としてお祀りされていたのが起源と言われています。
「伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)」をはじめとする十四柱もの神々がお祀りされているのが特徴です。
江戸時代になって土地が埋め立てられ、武家屋敷造営のため多くの職人が地方から集められました。
その人々が郷里の神様を合わせてお祀りしてほしいと願ったため、このように多くの神様が祀られたのだそう。

松島神社にお祀りされている「大国神(大黒様)」が日本橋七福神の一柱に数えられています。
大黒様は富をもたらす打ち出の小槌を持っており、財運福徳のご利益があるのだとか。
毎年11月には酉の市が開かれ、福をかき集める縁起物の「熊手」が販売されます。
日本橋七福神の一柱に選ばれている松島神社で熊手を購入すれば、よりたくさんの福をキャッチできそうですよね。

松島神社

住所 東京都中央区日本橋人形町2丁目15−2
アクセス 東京メトロ「水天宮前駅」から徒歩すぐ

5.末廣神社(毘沙門天)

東京都中央区日本橋にある「末廣(すえひろ)神社」。
1500年代にはすでに鎮座していた歴史ある神社です。
「宇賀之美多麻命(お稲荷様)」をはじめとする四柱と「毘沙門天」をご祭神としてお祀りしています。
伏見稲荷大社から宛てられた文書や様々な史料が残っており、その歴史的価値の高さから「末廣神社所蔵文書」として区の文化財に指定されています。

※中啓の参考画像

また、神社伝来の文書『末廣稲荷由緒書』には、江戸初期の社殿修復時に扇の一種である中啓(ちゅうけい)が見つかったことが記されており、縁起の良い末広がりの形であることにちなんで神社名も「末廣」になったと伝わっています。

「末廣神社」には、四天王最強の神「毘沙門天」が祀られています。
勝運・開運・財運・厄除け・無病息災などにご利益があるとされ、特に龍や虎と縁があるため辰の日や虎の日にお参りすると運気が上がるとも言われています。

境内には福島県の蔵元「末廣酒造」の薦樽(こもだる)が奉献されており、お正月には参拝者に御神酒がふるまわれます。
七福神めぐりの際にいただけば、身も心も清められて新たなスタートを切ることができそうですね。

末廣神社

住所 東京都中央区日本橋人形町2丁目25−20
アクセス 東京メトロ・都営地下鉄「人形町駅」から徒歩で約5分

6.笠間稲荷神社 東京別社(寿老神)

「笠間稲荷(かさまいなり)神社 東京別社」は、東京都中央区にある神社です。
茨城県笠間市の「笠間稲荷神社」の東京別社で、旧笠間藩主牧野氏が御分霊を笠間から江戸屋敷に遷したのがはじまりといわれています。

「紋三郎稲荷」とも呼ばれ、地域の人々の信仰を集めています。
関東大震災や東京大空襲で社殿が焼失したため、現在のご本殿は1945年に再建されたものです。

境内の「寿老神社」にお祀りされているのは長寿の神「寿老神」です。
ご本殿に向かって左側に祀られており、運命を良い方向に切り開いてくれると言われています。
何かに悩んだときに参拝すると、自分にとってベストな方向に進めるかもしれません。

笠間稲荷神社 東京別社

住所 東京都中央区日本橋浜町2丁目11−6
アクセス 東京メトロ・都営地下鉄「人形町駅」から徒歩で約5分

7.椙森神社(恵比寿神)

「椙森(すぎのもり)神社」は、東京都中央区にある神社です。
平安時代の武将・藤原秀郷が平将門の乱鎮定の戦勝祈願をしたと伝わる神社で、「五社稲荷大神」をお祀りしています。

また、七福神の中で唯一日本古来の神様である「恵比寿神」がお祀りされています。
恵比寿神は、竿と鯛を持っている姿をしており漁業の神様として知られています。
商売繁盛や五穀豊穣、福徳の神様としても崇められています。
こちらの椙森神社は、江戸時代に現在の宝くじにあたる「富くじ興行」が行われていました。
境内には「富塚」もあり、金運アップのご利益があると言われています。

椙森神社

住所 東京都中央区日本橋堀留町1丁目10−2
アクセス 東京メトロ日比谷線 小伝馬町駅・都営浅草線 人形町駅から徒歩5分
営業時間 終日参拝可能(社務所9:30〜17:00)
電話番号 03-3661-5462

お土産は七福神モチーフの人形焼きで決まり!

日本橋七福神めぐりのお土産は、七福神モチーフの人形焼きなんていかが?

水天宮からすぐの場所にある「重盛永信堂」で購入できます。
七福神ではありますが、実は七柱ではなく福禄寿以外の6種類。これは「お客様が神様」との思いが込められているのだそう。
水天宮から次の神社に向かう際にぜひ立ち寄って、七福神パワーをいただいちゃいましょう!

「日本橋七福神めぐり」をして良い1年を

今回は、日本一短時間&巡拝距離が短いと言われる「日本橋七福神めぐり」をご紹介しました。
神社と次の神社までは徒歩約5分~10分の距離なのでサクッと参拝できちゃいます。
7社すべて巡れば良い1年を過ごせそうですよね。
日本橋や東京駅、日本橋三越本店にも近いので、参拝後にはショッピングやグルメも楽しめるのも魅力。
ぜひ参拝に訪れてみてくださいね。